びんのなか

想い出話や感想文など。読書メモが多め。ネタバレだらけです。

オズ絵+キャラクターメモ(4)

 最後。おまけでチップやノーム王も作ってみました。

 Wordの保存時、高確率で不具合が発生していたので、本当に恐怖でした。複数ファイルを開いていた場合、一つのファイルで不具合を起こすと他のファイルまで影響を受けるので、保存の順番にまで気を遣っていました。

 

 

■ ベッツィ

 特に容姿に関する描写はない。ドロシーより1つ年上。可愛い顔立ちではあるらしい。

■ ハンク

 小さいロバ。やせぽっちでかっこわるい(「オズの消えたプリンセス」)。

■ トロット

 無邪気でひたむきな、ごく幼い女の子で、大きくて生真面目な目をしている。ドロシーより1つ年下。

■ キャプテン・ビル

 髪には白髪がまじっているが、そんなに年寄りというほどではない。白髪まじりといっても、ほとんどツルっぱげでテカテカしている。大きな耳がニョッキリと突き出て、よく目立つ。目はやさしげで、淡いブルー。丸顔には深いしわが刻まれて、赤銅色に日焼けしている。左脚はひざから下は義足。(「オズのかかし」)

 短い防水コート。ポケットにはお役立ちグッズから目的不明の何かまで、様々なものが入っている。

 ひげにかこまれた丸顔。(「オズの魔法くらべ」)

 

 メインキャラというか、ドロシー、ベッツィ、トロットについてはまったく容姿の描写がありません。なので、あくまでも私の勝手なイメージです。

 ベッツィは全体的に色素が薄い。髪は薄い茶色(金髪ではない)で長めのストレート。たぶん、挿絵の影響だと思います。

 トロットは小柄で髪は黒っぽくて短め。最初はもう少し髪が長くて、某メタスのパイロットのようになっていました。髪と目の色のせいか、東洋的な顔立ちに見えます。本当はどちらかというと、遥か昔に放送していたドラマ「大草原の小さな家」に登場するような、小さい女の子のイメージなんですが(ちゃんと見た記憶もないので、そもそも小さい女の子が登場していたかどうかも定かではない)。

 

 

 

■ チップ

 「オズの虹の国」の主人公で、オズマの仮の姿。いたずら好きのわんぱく少年。特に容姿についての描写はない。華奢な体つき。年齢も不明。言動からドロシーと同じくらいかやや年下くらい…?

■ オズマ

 幼い少女。五月の朝のように、みずみずしく、美しい姿。目は二つのダイヤモンドのようにかがやき、くちびるはトルマリンのように色づいている。背から足もとへかけて、赤みをおびた金髪がふさふさと流れるのを、額のまわりにはめた宝石入りの細飾り輪がおさえている。絹の紗の長衣は、かすみのようにふわふわとからだをつつみ、足には華奢な室内用のサテンの靴をはいている。(「オズの虹の国」)

 その後、オズマについては表現できないくらいの美少女としか書かれていない。

 「オズのオズマ姫」ではドロシーと同じくらいの年齢とあったので、チップとも年齢に差はなかったのかもしれない。

 あらためて読み直すと、だいぶ違いました。髪の長さは少し直しましたが、あとはそのままで。まあ、初登場時は室内着だったし…。銀の王笏を持っている。

■ ドロシー(王女)

 オズの国では王女なので、ちょっといいものを着ている。ドレスを着ることもあれば、シンプルな服を着ていることもある。<魔法のベルト>を持っている。宝石をちりばめた幅広いベルトだそうだが、ドロシーが身に着けるとどうあっても服装に合わない気がする。持ち主によって多少形が変化するとかあればいいのですが。

■ ノーム王(ラゲドー)

 オズシリーズの敵役。何度も登場してはドロシーたちにやられている。あのちょっと間抜けなところが人気だったのだろうか。

 太った小男で、ネズ茶色の服を着ている。モジャモジャの髪も、ふさふさとたれたあごひげも岩と同じ色なら、顔色までも同じ。頭に冠はなく、飾りとしては、宝石をちりばめた幅広いベルト(魔法のベルト)を丸ぽちゃのからだにまきつけている。顔つきは、いかにも親切で陽気らしい。灰色のサンタクロースといった感じ。(「オズのオズマ姫」)

 豪華な衣装に身を包み、血のように赤いルビーを一個細工した王冠をかぶっている。まるまるとした小男。赫(あか)ら顔にふさふさとしたあごひげ、輝く目、額じゅうにしかめっつらのしわが寄っている。陽気そう。(「オズのチクタク」)

 腰が曲がっている。太い体に細っこい手足。大きくてまるい顔には白いひげがふさふさと生えていて、その先っぽは腰より下でとんがっており、いっぽう白髪の先っぽは頭の上でこれまたとんがっている。服はどんよりとした灰色で、きゅうくつそうに体にぴったりくっついており、ポケットというポケットには、なにが詰めこんであるのかふくれ上がっている。(「オズの魔法くらべ」)

 最初に作ったものから、かなり修正しました。陽気さと怒りっぽい性格が共存した顔って難しい。

 

 私に服のセンスがないせいで全体的に衣装が微妙ですが、雰囲気だけでも伝われば…。それにしても、ドロシーをはじめとする主人公となる女の子たちは、ほとんど容姿に関する描写がありませんでしたね。読者の目線に近いキャラクターに関しては、想像力に委ねる意図があったのでしょうか。

 

 オズシリーズに登場するキャラクターは、その容姿を想像するだけでも楽しいです。メインキャラクターも強い個性を持っていますが、それ以外のキャラクターの方が強烈な個性を持っていたりします。読んでいてもいまいち想像できないのも結構ありましたが。挿絵は想像が及ばない部分を補完してくれるので、大事だと思います。オズの挿絵、子どもの頃はよく眺めていました。今回、色々想像しながら作ってみて、楽しかったです。とはいえ、思った通りに絵が描けないことが残念だと、あらためて思いました。

 

 長くなってしまいましたが、ここまでお付き合いくださった方、本当にありがとうございました。