頭痛が漸く治まったと思ったら、今度は蕁麻疹が出ました。皮膚科へ行って、飲み薬と強めのステロイド軟膏をもらいました。本当に何なんでしょう。
FF4以上に久し振りだったFF3。ストーリーもほとんど忘れていました。改めてやってみると、シンプルなストーリー展開で分かりやすい内容だったなと思いました。世界の異変から始まって、徐々に敵の正体が見えてくる様子は面白かったです。旅の目的としては、崩れてしまった光と闇のバランスを元に戻す―といったところでしょうか。
暗闇の雲の登場が唐突だった気がしますが、そういえばFF4のゼロムスも似たようなものでした。今回の元凶ともいえるザンデとの直接の会話シーンがほとんどなかったのは残念でした。そして、ザンデの行動がいまいち説得力に欠ける気がしました。ノアに与えられたものが不満だったのはわかりますが、そこからどうして世界を滅ぼす方向へ進んだのかがよくわかりませんでした。どちらかというと、ドーガやウネが憎しみというか嫉妬の対象になりそうな気がします。闇に囚われたザンデがそのまま消えていったことも少し消化不良でした。せめてノアの想いがザンデに伝わればよかったのにと思います。
ゲームの難易度としては高くない…と思っていましたが、ラストダンジョンでやたらと難易度が上がってびっくりしました。闇の世界のボス敵が強力なうえ、セーブができないのがその理由。DSの場合、まるごとセーブという機能があるため、セーブはいちおうできますが、FCだと本当にセーブができないので、ラスボス手前で全滅したら絶望しかありません。大昔やった時にそこまで苦労した記憶がないのは何故だろう…(ただ単に覚えていないだけか)。
■ キャラクター雑感
▪ サラ
とても積極的な女性。自由奔放そうだが、思慮深いところもある。光の4戦士のリーダー格(というか一番上に名前がある)少年に思いを寄せている。
かなりの美女。4人の人間関係に亀裂が入りそうで怖い。
▪ シド
飛空艇技師(でいいのかな)。愛妻家。とにかくかわいい夫婦。グラフィックもかわいい。最後にまた会えてよかった。
▪ デッシュ
重い運命を背負う古代人。ものすごく長い間冬眠していたせいで記憶喪失に。その間は年を取っていなかったようだ。ちゃらんぽらんそうだが、真面目で義理堅い。すべてが終わった後、記憶喪失中に恋仲になったサリーナの元へ行った。
▪ エリア
水の巫女。主人公たちをかばって死んでしまった。本当に短い付き合いだったのが残念だった。儚くて優しい感じの人。
▪ アルス
幼い少年王。傾いた王冠がかわいい。真面目で責任感が強い。しっかり父の後を継いで「国王」として頑張っている。アルスを見る限り、(前)サロニア国王は本当によき父、よき王だったのだろうと思われる。
▪ 勇者(自称)のじいさんたち
ちょっと思い込みが激しいところがあるものの、正義感が強く純粋な心を持った人たち。思った以上に大活躍だった。人生経験も豊富だろうし、とても頼りになるのかもしれない。これからもずっと元気でいてほしい。
▪ ドーガ
大魔道士ノアの弟子。ノアからは魔力を与えられた。実力的にも人格的にも優れていたのだろう。
▪ ウネ
ノアの弟子。夢の世界を与えられた。その間ずっと眠っていた。夢の世界で何をしていたのだろう…。オウムを肩に載せている。
▪ ザンデ
今作の諸悪の根源。負の感情が闇に飲み込まれ、同じように負の感情の強い者たちを取り込んでいた。が、実際登場したのがラストだったせいか、性格的にさほど特徴がなかったせいか、とりあえず6のケフカのような存在感はなかった。
▪ 暗闇の雲
美しい女性のような姿をしている。攻撃は波動砲のみ。「闇」という抽象的なものが具現化されたような存在。生命体ですらなさそう。1000年前に闇の4戦士はこれとは逆に光の何かを倒したんだろうか。そちらは何となく男性体のような気がする。
敵の存在感が薄かった一方で、4戦士に協力してくれた仲間たちは強い個性を持っていました。本当にすごい落差…。まあ、敵といっても光の4戦士と個人的には全く関係のない存在ばかりでしたし、仕方がないかもしれません。それにしても、FFの高齢者はかわいらしい性格のキャラが多いと思います。今回だとシドとウネが好きでした。
■ ジョブについて
特に必要もなかったので、一部のジョブのみしか使いませんでした。風水師や狩人は使いたかったんですが、今回はとりあえずクリアすることが目的だったので最低限のジョブチェンジにしました。
→ 使用したジョブ
戦士、モンク、白魔道士、黒魔道士、ナイト、シーフ、学者、竜騎士、空手家、魔剣士、魔人、導師、賢者、忍者
戦士、ナイトは防御面においては優秀ですが、盾を装備していたこともあって、攻撃面ではモンクや空手家に比べると物足りなかったです。一方、空手家は(モンクもですが)、とにかく防御力が低くて、HPが高くても受けるダメージが大きすぎてしょっちゅう瀕死になっていました。魔剣士は4の暗黒剣士とはちょっと違って、どちらかというと見た目はともかく侍的な感じ…ですかね。なぜか白魔法も使えるし。思ったより使い勝手がよかったです。
魔道士系は防御がないのがちょっと…と思いましたが、後列にいるせいかあまり困らなかったです。魔法の場合、ターゲットを他のキャラが倒してしまうと、他の敵にターゲットが変わらないのが不便でした。魔法は召喚魔法が強くて便利です。クラス1のエスケプ(チョコボ)なんか使用回数が50回以上あって、ダメージがコンスタントに1000以上あるので、これがファイアと同じクラスと思うとありえない強さです。賢者になってからは、白魔法以外ではほとんど召喚魔法を使っていました。
装備品に恵まれていて高い攻撃力を誇る忍者と、白黒どころか召喚魔法まで使える賢者はまさしく最強ジョブでした。
▪ 最終ステータス(装備なし)
<忍者>
Lv:54 HP:4739・4870 熟練度:28
力:65 素早さ:65 体力:62 知性:34 精神:34
攻撃16回:46 命中率:99% 防御4回:31 回避率:31 魔法防御:0
魔法回避率:34%
*HPは前ジョブ(ナイトと空手家)の違いのせいか、少しだけ差があった。
<賢者>
Lv:54 HP:4318・4310 熟練度:35
MP:54/49/40/33/29/24/20/16
力:34 素早さ:50 体力:48 知性:65 精神:65
攻撃14回:34 命中率:99% 防御3回:24 回避率:12% 魔法防御:0
魔法回避率:65%
*こちらも前ジョブの影響か、HPに僅かに差があった。
あと、ジョブについてもう少しだけ書こうと思っています。