びんのなか

想い出話や感想文など。読書メモが多め。ネタバレだらけです。

東京魔人學園と金色のコルダ

って、何か近いものがあると思いませんか?

 当たり前ですが、2作品が似ているというわけではありません。全然違います。魔人學園は攻撃能力を持ったキャラクターが敵を倒していくゲームですが、コルダはヴァイオリンを弾く主人公の恋愛シミュレーショゲームです。ゲームをプレイしていて感じたものが近かった、ということです。全然違うわ、と思った方がいらっしゃったら申し訳ありません。あくまでも私見です。

 というわけで、ジャンルは違いますが共通点を考えてみました。

① 青春群像劇っぽい

 コルダの場合、無印ではそんな感じは全くしませんが、2では主人公を中心に様々な人間模様が描かれています。主人公に関係のないところで、各キャラクターが人間関係を築いているのが好きです。

② ある大きな試練(敵)に向かって仲間同士が力を合わせて立ち向かう

 だいぶ規模は違いますが。魔人學園・・・強大な敵に打ち勝って東京(世界)を救う。コルダ・・・理事長に勝って(?)学院を救う。

③ 主人公を含め、仲間が特別な力の持ち主

 魔人學園はもちろん、コルダもファータ(音楽の妖精)が視える=音楽の祝福を受けているという、こちらも特別な人たちです。

④ ゲーム内の期間が春~卒業まで(後日談はありますが)

 魔人學園は始業式からなので、本当に1年間です。コルダは無印での正確な時期がよくわかりませんが、1学期内でのスタートであることに間違いはないです。まあ、魔人學園の場合は主人公が卒業するのに対して、コルダで卒業するのは先輩ですが。

⑤ 主人公たちをサポートしてくれる報道部員(一般人)がいる

 たまたまゲームをしていた時期が近かったためか、私が2つのゲームが近いものがあると感じたのは、おそらくこの点があったからだと思います。杏子も天羽さんも、特別な力は持っていないけれど、カメラとペンの力で主人公たちを全力でサポートしてくれます。2人とも、性格はそんなに似ていませんが、好奇心旺盛でとにかく優秀です。

⑥ 卒業後の彼らについて公式で言及されている

 魔人學園の場合だとCDや小説などで、コルダは続編(未プレイ)やCDなどで、数年後の彼らが描かれています。コルダの場合、情報だけなので詳細はわかりません。この前、大学生編のマンガは読みましたが。

 どちらも卒業式のシーンがあるのですが、何年後かに再び集まってほしいと思いました。1年間で結ばれた絆が愛おしい。

 

 まあ、②とか③あたりは大概のゲームに共通するかもしれないですね。2作品とも大好きです。キャラクターごとのエピソードがしっかりしているため、それぞれの個性が掘り下げられていて、ストーリーを楽しむことができます。コルダは最近リメイクされたそうですが、魔人學園は発売から20年近く経っています。かなり古いのですが、本当に面白かったです。できれば完結してほしいなあ。