びんのなか

想い出話や感想文など。読書メモが多め。ネタバレだらけです。

心に残る歌詞

 ちょっと前に偶々知ったポルノグラフィティの「アビが鳴く」を聴いた時、泣きそうになりました。「広島」をテーマにした平和を祈る歌です。歌詞とメロディがすごく合っていて、感情が揺さぶられる感じがしました。

 直接的な表現が使われていないにもかかわらず、「広島」を強くイメージさせる歌詞が絶妙だと思いました。とにかく平和への強い思いが感じられる歌で、好きすぎてずっとリピートして聴いていました。

「世界がどんなに変わっても平和を祈る想いだけは

 百年先に生まれる子らと同じでありますように」

他にも色々ありますが、やはりここが一番好きです。

 

 今回は好きな歌で、特に印象に残っている歌詞というかフレーズについて書いてみます。最近の歌はさっぱりわからないので、古いのが多いです。ジャンルはばらばら。

 

▪「とまりぎ」 村下孝蔵

 どういうシチュエーションかは聴き手に委ねられているのでしょうか。愛する男性に向けた女性の切ない心情の歌です。タイトルが上手いなと思いました。

 1番が「いつの日もあなたを 想っている」だったのに対し、2番では「いつの日もあなたを 想っていた」と過去形になっているところにどきりとします。個人的には2番のありふれた日常を描いた歌詞がすごく好き。もう戻ってこない日々なんだろうと思うと切なくて。最初聴いた時、男性はジャーナリストっぽいと思いました。

▪「ソネット」 村下孝蔵

 とても重い愛の歌。シンプルな言葉ですが、ずしんと響きます。

「いちばん好きな人 あなたのために

 生まれて死ねるなら 何もいらない」

 この歌で「村下孝蔵」という歌手を知りました。かなり前ニコ動でボカロのカバー曲を聴き漁っていたことがあって、その時に見つけた歌。カバーがめちゃくちゃ上手でいい声だった。

▪「会いたくて」 谷山浩子

 愛することを知って「自由」を失う歌。自由って何にもとらわれていないことなのでしょう。

「歩いても歩いてもぼくはもう風にはなれない」

 もう二度と自由ではいられない「ぼく」の哀しさが伝わってきます。

▪ 「きみはたんぽぽ」

 「心の闇の雲を払う」

 なんかここだけやたらと頭に残っています。

 

 谷山浩子さんの歌は歌詞が印象的なものが多いです。多すぎるので、今回は2つだけにしておきます。

 

▪ 「方程式2」 ゆず

 私がまだ学生の頃に聴いた歌。

「ここに居る事が全て嘘っぱちに見えてきて」

 未来への不安が大きくて、自分という存在が不確かに感じられていた頃、この言葉が「今の自分だな」と思いました。

▪ 「あしたの天気」 光流&忍(グリーンウッド)

 だいぶ前の記事にも書きましたが…。

「あしたそらからふるものが せかいじゅうをぬりかえても」

 この歌詞がすごく印象的。ありふれた日常が一瞬で失われて世界が変わってしまうことに対する、いいようのない不安を感じさせる歌詞だなと。

 

 これも前にも書きましたが、「ダンバインとぶ」は2番以降の歌詞がすごく好きです。物語の世界観そのものな感じで。いまだにアニソンの中ではこれが1番です。

 あと、ラジオで偶々聴いて衝撃を受けたのは「帰って来たヨッパライ」。色々びっくりしました。フルでちゃんと聴きたくて伯父からCDを借りました。歌詞と歌い方が面白すぎます。あれでちゃんとストーリーがあるのがすごい。

 

 全体的に暗い、もしくは殺伐とした感じの歌詞ばかりになってしまいました。たぶんこういう歌詞の方が印象に残りやすい…のでしょうか??

 色々思い出していたら、ゲームのイメージソングやキャラソンが浮かんできたので、また別の機会に語らせてください。