びんのなか

想い出話や感想文など。読書メモが多め。ネタバレだらけです。

FF6 キャラクター雑感(2)

 今年も残すところあと1か月を切りました。本当に早い。 

 Duolingoの連続記録が500日を超えました。意外と頑張ったと思います。あんまり進んでないけど。アップデートしたら、なんか色々変わってました。日本語コースも声のバリエーションが増えています。今まではわりと癖のない男性と女性の声だけだったんですが、男の子、女の子、おじさんなどが追加されていました。ちょっと声優さんぽいというか、アニメっぽい声と喋り方だなあと思います。英語コースだとリリーのやる気なさそうな声が好きです。エディの英語は私にとっては聞き取りづらいです。声は普通なんだけど。

 

 キャラ雑感の続き。

■ シャドウ

 力:49 素早さ:43 体力:30 魔力:63

 攻撃力:33 防御:47 回避率:28% 魔法防御:25 魔法回避率:9%

 HP:4524 MP:649

 

<装備>

 かげぬい、アイスシールド、サークレット、黒装束

 ダッシューズ、形見の指輪

 

 アクセサリが適当…。

 全体的に高めのステータス。回避率がずば抜けて高いです。魔法回避率もセリスやリルムと同程度なのもすごい。オリジナルコマンドの「なげる」が強力なうえ、インターセプターが攻撃・防御で援護してくれるので、かなり便利。魔力はあまり上がらなかったので、回復・補助がメインでした。

 メンバーの中で唯一、過去から解き放たれることを拒んで人生を終えました。彼にとって生きる答えは「友と……家族と……」。もっとも孤独なキャラクターでありながら、その答えは孤独と相反するものでした。

 もういない友に縛られている彼にとって、生きる目的は死に場所を見つけることだったのでしょうか。ただ、それまで生きてきたのはリルムの存在があってのことだったのだとも思います。戦いに身を投じる幼い娘が無事生還できることを確認してからでないと死ねない…と思っていたのかもしれません(というか、そうであってほしい)。インターセプターに「行け」と言ったのも、自分の代わりにリルムを見守ってやってほしいとの願いだったらいいのにと思います。

 ゲーム中シャドウとリルムは、イベントどころか会話シーンすら記憶にありません。シャドウとリルムが親子であるという直接的な表現もありません。きっと飛空艇の中でも接触はほとんどなかったのでしょう(インターセプターには好きにさせていただろうけど)。実際、人を殺すことを生業としている父親に名乗り出られてもどうなんだろう…。それでもリルムなら「人殺し」や「犯罪者」だからといって拒絶することはなさそうな気がします。いずれにせよ、死を望む彼にとって父親だと名乗る選択肢は一切存在しなかったはずです。

 シャドウはリルムが生まれたことで、なお悪夢に悩まされるようになったのではないでしょうか。幸せになることが怖くて。元々小心者…というか優しすぎたのでしょう。他のキャラクターと違って、前に進めないのではなく前に進む気がなかったんだろうと思います。他人と深く関わらないのも、救われることを一切望まなかったから。彼にとっては、望み通りの人生だったのかもしれません。

 

■ カイエン

 力:52 素早さ:36 体力:33 魔力:52

 攻撃力:35 防御:48 回避率:6% 魔法防御:20 魔法回避率:1%

 HP:4526 MP:648

 

<装備>

 むつのかみ、源氏の盾、源氏の兜、源氏の鎧

 ダッシューズ、ハイパーリスト

 

 魔法にとにかく弱く、あまり素早くないイメージ。攻撃力は高めで重装備が可能。源氏シリーズはやはりカイエンだろうと思います。オリジナルコマンド「必殺剣」は待ち時間が長すぎて使えなかったです。戦力としては、ちょっと微妙。

 性格は実直で不器用。大切な妻と子、そして国と主、何もかもを突然一度に失ってしまいました。彼の絶望や悲しみは計り知れません。実際、生きる気力もなくなるだろうし、ケフカへの憎しみだけで生きていてもおかしくないです。けれども、彼はサムライでした。最終的には心の迷いを断ち(他力だけど)、妻と子との別れを受け容れます。ケフカの「何のために生きる?」との問いに「心の中の妻と子」と言うカイエンのセリフから、乗り越えたことが伝わってきました。

 こんなシリアスな背景をもった人なのに、何故か一番のお笑い要員だった気がします。まあ、客観的に見てシャドウ以上に強い心の傷を負ったはずなのに、前へ進むことができたのは、彼の心の強さと明るい性格のおかげなのでしょう。本当にすごい。

 

■ ガウ

 力:48 素早さ:44 体力:36 魔力:71

 攻撃力:109 防御:44 回避率:21% 魔法防御:34 魔法回避率:18%

 HP:4518 MP:653

 

<装備>

 アイスシールド、サークレット、スノーマフラー

 エルメスの靴、バリアリング

 

 装備が適当過ぎる…。魔法防御がダントツで高いです。魔法防御、回避率、素早さもかなり優秀。特徴的なステータスの持ち主だと思います。「あばれる」だとオートモードになってしまうので、後半は使いづらくてだいたい魔法を使っていました。「あばれる」だとストレイキャットが多かったです。

 彼にとって大切なものは「ここにいるみんな」とのことなので、きっと一緒に旅をしたみんなのことが大好きなのでしょう。それでもやはり、初めに出会ったマッシュ、カイエンは特に仲が良さそう…というか、懐いてそう。マッシュもカイエンも世話焼きな面があるので、旅の間なんだかんだと面倒を見ていたと思います。

 ガウには特に乗り越えなければならない過去などはありませんでしたが、自分を捨てた父親と対面します。しかし、心を病んでしまった父に受け容れられることはありませんでした。このイベント、ガウがいい子に育ったんだなあとしか感想がありません。何にも縛られず自由に生きているガウにとって、「人間」として生きていくのはきっと窮屈なものだろうから、きっとあの結果でよかったんだろうと思います。大人になった彼がどうなるのか想像がつきません。大人になる前に人間の世界に馴染んだ方がよいような気もしますが、どうなんでしょうね。

 

■ モグ

 力:29 素早さ:36 体力:26 魔力:69

 攻撃力:26 防御:52 回避率:10% 魔法防御:36 魔法回避率:12%

 HP:4512 MP:659

 

<装備>

 ホーリーランス、アイスシールド、サークレット、スノーマフラー

 守りの指輪、ダッシューズ

 

 魔法防御と魔法回避率はトップクラスですが、あとは全体的に低めのステータス。オリジナルコマンド「おどる」もちょこちょこつまずいて失敗するので、使いづらいです。戦闘では無理して使わなくてもいいような気がします。使っていましたが。実際、スノーマフラーを装備するとかなりパラメータが補正されるので、そこまで弱いイメージはなかったです。

 「なんかついて来た」キャラクターなので、特に何も…。つまずいて頭をぶつけるときの「ゴン」という音が痛そう。あまり機敏なイメージがないので、つまずくのは仕方ない気がします。クポッという音といい、効果音がかわいいです。

 

■ セッツァー

 力:44 素早さ:38 体力:32 魔力:59

 攻撃力:28 防御:48 回避率:9% 魔法防御:26 魔法回避率:1%

 HP:4519 MP:652

 

<装備>

 死神のカード、雷神の盾、サークレット、フォースアーマー

 巨人のこて、ハイパーリスト

 

 全体的に低めのステータス。戦闘では特に目立った印象はない。攻撃力もそこそこなので、使いづらいということもないです。後列から攻撃できるのはメリット…かな?スロットは全くといっていいほど使いませんでした。

 戦闘ではあまり目立たない存在ですが、ストーリーではとても重要な役割を果たすキャラクターです。彼なしでは話が進みません。それは飛空艇がないことには話が進まないから。そのせいか、彼関連のイベントは華やかでした。セッツァーの性格が派手なのもあると思いますが。セッツァーを縛る過去は「ダリル」。共に空を翔ける、最大の理解者でパートナーでした。喪失感から無気力状態になったセッツァーは、セリスの励ましで再び前に進みます。オペラ劇場の時といい、セッツァーは結構セリスのことを気に入っているようです。恋愛感情じゃない…はず。

 生きる目的を問われた時に「友の翼」と答えたのがかっこよかったです。たぶんFF6で一番かっこいいキャラクターだと思います。